1971-05-07 第65回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
しかも採算性を云々するために、低質広葉樹の奥地のところの赤字事業所というようなものについては閉鎖をするというような形で、積極的に林種改良をやらなければならないようなところで将来当然切らなければならない問題でも、赤字なるがゆえに閉鎖をする。したがって、企業性優先的な感覚で国有林というものを運営しておる。
しかも採算性を云々するために、低質広葉樹の奥地のところの赤字事業所というようなものについては閉鎖をするというような形で、積極的に林種改良をやらなければならないようなところで将来当然切らなければならない問題でも、赤字なるがゆえに閉鎖をする。したがって、企業性優先的な感覚で国有林というものを運営しておる。
したがいまして私たちは、この間も説明したのとちょっと重複しますけれども、全国森林計画をつくりまして、国有林自身もまたその施業計画をつくりまして、その施業計画の考え方は、あくまで林地をさらに高度利用するための林種改良、森林の改良等を含めて、林道、造林、伐採等を含めた拡大、われわれこれを林力増強ということばを使っておりますけれども、拡大した計画をつくりまして、その中で雇用を十分安定化するような形をあわせ
今言ったような林種改良なり、あるいは早生樹種の改良であるとか、あるいは人工造林の増加というようなもので補っていって、三十年後に一体戦時中のブランクというものをスムースに乗り切ることができるのかどうなのか。これは今植えたものは、やはり三十年後でないと切れないわけですから、どうしてもこの戦時中のブランクというものは、五年なり何年なりあったと思うんです。
しもあるわけでございまするので、私どもといたしましては、今後具体的にいわゆる損益計算上の利益金を一応の限度といたしまして、可能な限りの一般林政への協力を国有林野事業がはかって参ることにいたしたい、こういうように考えておるわけでございまして、現在直ちに研究課題といたしまして取り上げられる問題といたしましては、民有林と関連いたしておりまする林道の開設に伴うよう事業、あるいは先ほども申し上げました中にございましたいわゆる材木、林種改良事業
そこで林種改良と申しますのは、従来はげ山といいますか、ほとんど芝山に放置されておるようなところを、その土地の土壌立地を調査いたしまして、それに対応いたしまして優良品種を選定してこれを改良して行く、こういう問題が一つあるのでございまして、これは治山治水等の立場からいたしましても、当面全林野に対しまして、林木による修復を早急に手厚くしなければならぬという見地からいたしまして、二十九年度からは特に従来の粗悪